サバイバー2

ハッピーバースディ美月2013

ハッピーバースディ!

「ケーキ…ですか…」

ん?カロリーコントロールの邪魔になったか?

「いえ…。そのように調整していましたから」

はっは~ん。俺からケーキが貰えると期待してたんだ

「ち、違います!和希さんたちがお祝いしてくれるって言ってたので、それで…」

じゃあ、コイツは計算外だな

「ご、誤差の範囲内なので大丈夫です。だから…頂きます」

(はむはむ)

「…社長の分はないのですか?」

自分の誕生ケーキを買ってもしょうがないだろ?

「………(スッ)」

おや?俺のためにケーキを買ってくれたのか?

「和希さんが社長の分も買うって言うから、お金を出し合っただけです。ふ、深い意味はありませんから!」

そうか、なんでもいいや。サンキューな、美月

「…!だ、黙って食べてください!」

(モグモグ…)
(はむはむ…)

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「レベルE」アニメ化記念リーグ

「レベルE」アニメ化記念(?)資質E限定リーグ戦。

・出場選手
 榎本綾
 キューティ金井
 小早川志保
 サキュバス真鍋
 辻香澄
 野村つばさ
 星野ちよる
 渡辺智美

上記8人(S・SSサイズ)による予選リーグ戦の上位2名とMサイズの保科優希、藤島瞳で決勝リーグを行う。

・予選リーグ結果
 1位 小早川志保 16点 5勝1敗1分
 2位 キューティ金井 13点 4勝2敗1分
 3位 辻香澄 12点 4勝3敗
 4位 サキュバス真鍋 12点 4勝3敗
 5位 野村つばさ 10点 3勝3敗1分
 6位 星野ちよる 8点 1勝1敗5分
 7位 渡辺智美 7点 2勝4敗1分
 8位 榎本綾 1点 0勝6敗1分
 (3位、4位は直接対決の結果による)

・予選リーグトピックス
○香澄-ちよる● 27分14秒 ストレッチプラム
 …ちよるの連続引き分けをストップしたのは香澄
●真鍋-ちよる○ 27分42秒 DDT
 …引き分け以上で決勝リーグ進出が決まる真鍋だが、ちよるに初勝利を献上してしまう 

・決勝リーグ結果
 1位 保科優希 6点 2勝1敗
 1位 小早川志保 6点 2勝1敗
 1位 キューティ金井 6点 2勝1敗
 4位 藤島瞳 3敗

・決勝リーグ順位決定戦
 ●保科-金井○ 10分38秒 ノーザンLスープレックス
 ●保科-小早川○ 13分22秒 フェイスクラッシャー
 ●小早川-金井○ 9分50秒 ノーザンLスープレックス

資質E限定リーグ、優勝はキューティ金井。

優勝したからといって、「レベルE」に出られるとかそんな特典は、ない。 

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レッスル覆面トーナメント

「仁侠姫レイラ」終了に併せて、「レッスル覆面トーナメント」をワンナイトトーナメントで行いました。

・Aブロック1回戦第1試合
 ○ライラ神威-カンナ神威● 8分39秒 サッカーボールキック
・Aブロック1回戦第2試合
 ●SA-KI-ソニックキャット 10分32秒 シューティングSプレス
・Bブロック1回戦第1試合
 ○チョチョカラス-ザ・USA● 6分29秒 フランケンシュタイナー
・Bブロック1回戦第2試合
 ○ダークスターカオス-AGEHA● 11分33秒 バックドロップ

 Aブロックは、因縁の対決を制したライラと、SA-KIのラフ殺法を封じたソニックが準決勝へ進出。
 Bブロックは、カラスがUSAを寄せ付けずに圧勝。AGEHAもスピードでかく乱するもカオスのパワーには及ばず。

・Aブロック準決勝
 ●ライラ神威-ソニックキャット○ 7分12秒 ジャーマンスープレックスホールド
・Bブロック準決勝
 ●チョチョカラス-ダークスターカオス○ 8分41秒 アンクルホールド

 Aブロックはライラに何もさせずソニックの勝利。試合中に体力を回復させる余裕を見せる。
 Bブロックはカオスがカラスの足を殺して勝利を決めるが、AGEHA戦同様スピード攻撃に苦戦を強いられ想定外の消耗となる。

・決勝
 ○ソニックキャット-ダークスターカオス● 6分01秒 プラズマソニックボム 

 体力回復の差はあれど、ソニックが体格差をものともせずにカオスと渡り合う。最後はカオスの巨体を持ち上げてのプラズマソニックボムで勝利。本命カオスを破っての優勝を決めた。 

「うっきゅっきゅっきゅ。ヒロインが勝ってハッピーエンドなの!」

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寿軍団 VS JWI 最終戦

 特別試合での「寿軍団」VS「JWI」最終決戦。

・1回戦 ○保科優希(寿軍団)VS小川ひかる(JWI)●
 テクニシャン対決は保科に軍配。

・2回戦 ●ライラ神威(寿軍団)VSグリズリー山本(JWI)○
 山本が勝利し、ランダムシングルの雪辱を果たす。

・3回戦 ●近藤真琴(寿軍団)VSVS八島静香(JWI)○
 八島が近藤を沈め王手をかける。

・4回戦 ●氷室紫月(寿軍団)VS南利美(JWI)○
 ランダムシングルに続き南が氷室を破り、団体戦の勝利を決める。

・5回戦 ○大空みぎり(寿軍団)ビューティ市ヶ谷(JWI)●
 みぎりの底なしの体力が市ヶ谷のパワーを上回り、一矢報いる。

市ヶ谷「オーッホッホッホ!分かりましたか、我が団体の実力を!」
寿千歌「くっ…、まあ、いいですわ。団体戦では負け越したものの、みぎりはアナタに勝ちましたから。少なくともトップの実力はこちらが上ってことですから。よくやりましたわ、みぎり」
みぎり「うふふ…。お嬢様に褒められました~」
市ヶ谷「勘違いしないでください。あの試合は既に勝負が決まっていたので、手を抜いただけですわ!」
寿千歌「あらあら。ビューティボムを返されたあげく、みぎりの超高層ボディスラムにダウンしたのが手抜きですって~?」
市ヶ谷「も、もちろんですわ!あなた方のぶざまな姿に、宇宙よりも寛大な私の心がつい手加減してしまっただけです!」
みぎり「市ヶ谷さんって優しいんですね~」
寿千歌「馬鹿!負け惜しみに決まってますわよ」
市ヶ谷「私の寛容さが分からないとは本当に小物ですわね!」
寿千歌「何ですって!でしたら、今度こそ決着を付けようじゃありまんか!」
市ヶ谷「望むところですわ!」
寿千歌「キーッ!」
市ヶ谷「キーッ!」

 寿軍団とJWIの抗争はまだまだ続きそうである。

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寿軍団 VS JWI その3

 日ごろJ-POP(笑)とか言って、売り上げランキングや歌番組を否定するくせに、何でアニソンが○リコンで1位になったり声優(兼歌手)が紅白に出るとなったら天下を取ったかのように大騒ぎするんですかね。

***

 さて、特別試合での「寿軍団」VS「JWI」その3。

 せっかく団体戦で2勝しながらも市ヶ谷の挑発に乗せられて挑んだ第3戦。今回は抽選で対戦相手を決めるランダムマッチ。

・1回戦 ○大空みぎり(寿軍団)VS小川ひかる(JWI)●
 小技で粘るも実力差は大きく、みぎりの勝利。

・2回戦 ●近藤真琴(寿軍団)VSビューティ市ヶ谷(JWI)○
 パワーで圧倒した市ヶ谷が近藤を圧倒して勝利。

・3回戦 ○ライラ神威(寿軍団)VSグリズリー山本(JWI)●
 ライラがウエイトで上回る山本をタイガードライバーで静めて勝利。これで寿軍団は王手をかける。

・4回戦 ●保科優希(寿軍団)VS八島静香(JWI)○
 八島が「クセ者」保科を破り、星を五分に戻す。

・5回戦 ●氷室紫月(寿軍団)VS南利美(JWI)○
 共に団体戦ではいいところがない2人による最終戦。関節技の応酬を制した南が勝利を納める。

市ヶ谷「オーッホッホッホ!やはりシングル勝負では実力が物を言いますわね!」
寿千歌「みぎりの相手が八島か南でしたらコチラの勝ちでしたのに…」
市ヶ谷「負け犬の言い訳は見苦しいですわよ」
寿千歌「ムギギギ…」
 トータルでは2勝1敗で寿軍団が優勢なのだが、こうもはっきり言い切られると市ヶ谷の言い分が正しく思えてくるから不思議である。
市ヶ谷「さ、負け犬はとっととお帰りなさい」
寿千歌「…誰が負け犬ですって…?」
 それでも千歌は何かを見出したようだ。
寿千歌「こんなクジ引き頼みで勝ち誇るとは市ヶ谷も地に落ちたものね」
市ヶ谷「何ですって!?」
寿千歌「結局、あなたはみぎりが怖くて逃げたのでしょ?」
市ヶ谷「誰がこんなウドの大木を怖がるものですか!」
寿千歌「だったら、正々堂々みぎりと戦って勝負をつけたらどうです?」
 千歌の口から「正々堂々」。みぎりを除いた寿軍団のメンバーは必死で笑いを堪える。
市ヶ谷「分かりましたわ。その申し出、受けて立ちましょう。今度こそ真の強者が誰か教えて差し上げますわ!」

南(勝っても2勝2敗のイーブンなのにね)
小川(ですよね…)

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寿軍団 VS JWI その2

 特別試合での「寿軍団」VS「JWI」その2。

***

 「寿軍団」VS「JWI」の次なる団体戦はサバイバルタッグによる勝ち抜き戦。

・1試合目 ○保科・近藤(寿軍団)VS小川・八島(JWI)●
 小川がWパワーボムで沈み脱落。

・2試合目 ○保科・近藤(寿軍団)VS八島・南(JWI)●
 南が近藤のノーザンライトボムに屈して脱落。

・3試合目 ○保科・近藤(寿軍団)VS八島・市ヶ谷(JWI)●
 後がないJWI。自分ひとりで片付けると意気込んだ市ヶ谷だが、保科・近藤組のタッチワークに追い込まれる。最後はWパイルドライバーをくらって保科からフォールを奪われる屈辱。

 完勝に沸く寿軍団。
寿千歌「市ヶ谷といえど私たちの結束の前にはなす術ありませんわね!」
市ヶ谷「フンッ!勝ち抜き戦だの変則タッグだの小細工に走る小物がよく言いますわ!」
寿千歌「負け惜しみは大概にしなさい!」
市ヶ谷「オーッホッホッホ!せいぜい姑息な勝利に酔いしれなさい!」
寿千歌「姑息…。この寿千歌に向かって姑息ですって…!?」
市ヶ谷「小物の寿家にはふさわしい言葉ですわ!」
寿千歌「キーッ!!でしたら今度こそグウの音も出ない方法で叩き潰して差し上げますわ!」

 悲しいかな小物の宿命。まんまと市ヶ谷の挑発に載せられた千歌は、せっかくの勝利をフイにして新たなる対抗戦に挑むのであった。

近藤「でも…千歌さんって…姑息…」
ライラ「だよなあ…ヒヒヒッ」
氷室「図星を突かれて怒ってるし…」
みぎり「そこが可愛いじゃありませんか~」
保科「みなさん、姑息じゃなくて勝利のために全力を尽くすタイプって言わないといけませんよ」
寿千歌「うるさい!」

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寿軍団 VS JWI

 特別試合で「寿軍団」VS「JWI」の5×5勝ち抜き戦を実施。

***

・1試合目 ○ライラ神威(寿軍団先鋒)VS小川ひかる(JWI先鋒)●
 小川が関節技で粘るものの、ライラがパワーで圧倒し勝利。

・2試合目 ●ライラ神威(寿軍団先鋒)VSグリズリー山本(JWI次鋒)○
 パワーファイターのぶつかり合いは、体格に勝る山本がライラを圧倒し五分に戻す。

・3試合目 ○保科優希(寿軍団次鋒)VSグリズリー山本(JWI次鋒)●
 体力も回復し万全の状態となった山本と保科の対戦。パワーで勝る山本を保科がスピードでかく乱。しかも山本の巨体をドラゴンスープレックスで2度も投げるテクニックを見せつけ、最後は逆さ押さえ込みでピンフォール。まさかの勝利を収めた。

・4試合目 ●保科優希(寿軍団次鋒)VS八島静香(JWI中堅)○
 まさかのリードを許したJWI。挽回すべく八島が保科を攻めるも次々と切り返され、気が付けば互角の展開に。しかし、最後は執念のニーリフトから勝利をもぎ取る。

・5試合目 ○近藤真琴(寿軍団中堅)VS八島静香(JWI中堅)●
 星の上では五分に戻したが、保科戦で予想以上に体力を奪われた八島は近藤の打撃を防ぎきれず敗北を喫する。

・6試合目 ○近藤真琴(寿軍団中堅)VS南利美(JWI副将)●
 短期決戦を図り、開始直後にネオ・サザンクロスロックを決める南。しかしロープに逃げられ、その後、関節技の連続で近藤を苦しめるがすべてニアロープ。ギブアップを奪えないまま、近藤の打撃の前に屈することとなった。

・7試合目 ●近藤真琴(寿軍団中堅)VSビューティ市ヶ谷(JWI大将)○
 まさかの3人残しとなったJWI。市ヶ谷は丁度いいハンデとばかりに近藤を圧倒、リングに沈める。

・8試合目 ●氷室紫月(寿軍団副将)VSビューティ市ヶ谷(JWI大将)○
 市ヶ谷のパワーに圧倒されるも、氷室は関節技で対抗。必殺のフォーチュンロックであわやというところまで締め上げるもあと一歩届かず。市ヶ谷の意地が大将決戦に持ち込んだ。

・9試合目 ○大空みぎり(寿軍団大将)VSビューティ市ヶ谷(JWI大将)●
 形の上では大将同士の最終決戦。しかし、前2試合のダメージで市ヶ谷は立っているのもやっとの状態。試合は棒立ちの市ヶ谷にみぎりがラリアットを叩き込み、3分を切る速さで勝利を決めた。

○寿軍団(1人残し)JWI●

 対戦成績を見ると八島・南から勝利を奪った近藤の活躍に目を奪われるが、真のMVPが保科であることに異論を挟む者はなかろう。スーパーヘビー級の山本相手に勝利を収め、続く八島のスタミナを奪い近藤への見事なアシスト。彼女の貢献なくして寿軍団の勝利は語れまい。
 南、氷室が関節技でのフィニッシュにこだわるあまり勝機を逃したのに対し、保科は同じ関節技をベースとしつつも、要所ではドラゴンスープレックスを決めるといった柔軟さが活躍の要員であった。
 寿軍団の中で戦力的に最も劣ると思われていた伏兵、保科の術中にはまり対抗戦を落としたJWI。すかさず再戦を要求するも、反撃の道筋は未だ見えない。

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来島無双

 ネタ出しを兼ねて、勝ち抜き戦を鑑賞。

 先鋒 金井  - みぎり
 次鋒 富沢  - 美月
 中堅 ちづる - 相羽
 副将 来島  - ノエル
 大将 祐希子 - モーガン

 みぎりが大暴れして祐希子がCBT相手に嬲られる展開になるだろうと見ていたら、こうなりました。

 ×金井  - みぎり○
 ×富沢  - みぎり○
 ×ちづる - みぎり○
 ○来島  - みぎり×
 ○来島  - 美月×
 ○来島  - 相羽×
 ○来島  - ノエル×
 ×来島  - モーガン○
 ×祐希子 - モーガン○

 来島さん大暴れ。一気に4人抜きし、モーガンにまでダメージを与えました。で、祐希子が普通にモーガンに負け。ギャフン。

 じゃあ、新女チームを勝たせてみようかと次に組んだカードがこの通り。

 先鋒 菊地  - みぎり
 次鋒 越後  - 美月
 中堅 来島  - 相羽
 副将 めぐみ - ノエル
 大将 祐希子 - モーガン

 さっきより強そうです。で、結果はこの通り。

 ×菊地  - みぎり○
 ×越後  - みぎり○
 ×来島  - みぎり○
 ○めぐみ - みぎり×
 ×めぐみ - 美月○
 ○祐希子 - 美月×
 ○祐希子 - 相羽×
 ×祐希子 - ノエル○

 最初の計画通り、祐希子がCBTにヤラれる展開になりました(笑)。来島さん次第ですな、新女チームは。

 あと、美月が地味に強かったです。最初の試合も来島に敗れたとはいえ、足関節を破壊してギブアップ寸前まで追い込んでいたし、次も体力6割程度とはいえ、めぐみに勝ってますからね。
 結局、返し技が強すぎなんですよサバ2は。来島のナパームラリアットも、めぐみのニールキックも、祐希子のJOサイクロン、ムーンサルトも返されまくりですからね。しかも、返してる方は体力が回復していくし。
 オート観戦だと必殺技は2番目しか使わないとか、ロープ際の関節技は100%エスケープされるとか、試合バランスは本当に最悪レベルですよ、全く。
 あ、相羽さんは素直に技を受けまくってくれたので、紙切れのように散っていきましたよ、2試合とも。

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鉄人SA-KI-RA

 どこかの誰かに良く似たメンバーの集まる団体「パラレル・ボックス(以下、P-BOX)」。

 この世界の女子プロレス業界には「30歳定年ルール」というものが存在する。プロレスという危険な職業では、30歳がアスリートとしての限界であると考えられた末のルールである。
 もちろん、職業を年齢で奪うことへの異論、肉体年齢の個人差を訴える者もあった。しかし、レスラー達が20代後半で引退している事実が、このルールの正当性を証明しているといえよう。
 結局、適用されるレスラーも現れずに形骸化した「30歳定年ルール」がここにきて脚光を浴びることになる。

 SA-KI-RA。P-BOX所属のレスラーである彼女は、29歳を目前とした21年1月にチャンピオンベルトを失う。他のレスラー同様このまま力を落とすと思われた彼女だが、何と1年後の22年1月にメイデン桜崎を破り、29歳10ヶ月にしてP-BOX無差別級チャンピオンへと返り咲いたのだ。
 「チャンピオンを年齢だけの理由で引退させるのか」、「ルールは厳格に守られるべきだ」…。業界やファンの間で大論争が巻き起こる。ただ、世間の声はルールの改正を求める声が優勢であった。
 だが、議論はあっけなく終了する。SA-KI-RA本人の口から引退声明が発表されたのだ。

 「豚どもがアタシの人生を勝手に決めるんじゃねーよ!アタシは今度のタイトルマッチを最後に消える!そう、SA-KI-RAはオマエたち豚どもの前から消えるんだよ!」

 この言葉が彼女の本心なのか、P-BOXもしくは業界が言わせた言葉なのかは分からない。そもそもSA-KI-RAとは果たして何者なのか。SA-KI-RAの言葉とは一体誰の言葉なのか。
 「引退」ではなく「消える」。この言葉の真意も謎に包まれている。だが、彼女に問うことは許されない。ただ跪き、すべてを受け入れるしかないのである。

 迎えたタイトルマッチ。SA-KI-RAは桜崎に破れ、ベルトを失う。
 引退試合がメインイベントの防衛戦。しかも敗れることで世代交代を見事に演出してみせる。イロモノ、お下劣レスラーとして好奇と非難の視線にまみれたSA-KI-RAのラストマッチは、この上ないハッピーエンドで締めくくられた。

 その後、SA-KI-RAの消息は微塵も伝わることがなかった。P-BOXの社長以下、職員、所属レスラーを含め、彼女について語ることはなく、熱烈なファンクラブの会員達も固く口を閉ざしたままだ。まさしく、SA-KI-RAは「消えた」のだ。

 山形県のとある教会。ここでは、美しいシスターが身寄りの無い子供達の親代わりとして面倒を見ている。
 そして、10数年前から送られる無記名の生活必需品の数々は今もなお、絶えることなく届けられているという。

 「主よ、私と彼女をめぐり合わせていただき、心から感謝します…。」

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MAID iN HEAVEN

 どこかで見たようなメンバーの集まる団体「パラレル・ボックス(以下、P-BOX)」の話。

 桜崎美咲は同期のミネルヴァ石川とのタッグを中心に、団体内での地位を築き上げていった。
 トップ争いを繰り広げるSA-KI-RAとエセルド栗浜、アドミラル八島。さらには、後輩のブラッディ神楽、カラミティ十六夜、鏡明日香と現在の「P-BOX」はヒール色に包まれている。
 そんな中、メイドというギミックレスラーとしてデビューした桜崎は、徹底的にメイドキャラを演じることで生き残りを掛けた。リング上での立ち振る舞いに限らず、サイン会やテレビ出演、プライベートでファンに声を掛けられた時でさえ、メイドキャラを崩すことは無かった。その甲斐あって、一般ファンは桜崎を本当に慎ましやかで気の効く娘だと信じ込み、コアなファンは彼女のプロ根性を認めることとなる。
 もちろん、プロレスラーとしての技術も手を抜くことなく磨き上げ、ついに21年8月に行われたリーグ戦で優勝し、名実共に「P-BOX」トップレスラーの仲間入りを果たす。
 翌9月のアドミラル八島とのタイトルマッチ。桜崎はリーグ戦優勝の勢いをそのままに、チャンピオンを圧倒。最後は必殺のメイデンスープレックス(ドラゴンスープレックス)でフォールを奪い、見事P-BOX無差別級チャンピオンへと上り詰めた。

「メイドが頂点に立ってしまったら、今後、どなたにお仕えすればよろしいんですかねえ。くすくすくす。」

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