桜井千里小説 その7 「リベンジ」
桜井の打撃がクライを襲う。だが、さすがにクライも一流のストライカー。桜井の攻撃に対応し、自分のペースを取り戻す。試合は互角の打撃戦となった。
「調子に乗るなよ、サクライ!」
「ようやく五分の勝負。…ならば!」
私はもっと強くなれる!桜井の瞳が確信に輝く。
桜井の打撃がクライを襲う。だが、さすがにクライも一流のストライカー。桜井の攻撃に対応し、自分のペースを取り戻す。試合は互角の打撃戦となった。
「調子に乗るなよ、サクライ!」
「ようやく五分の勝負。…ならば!」
私はもっと強くなれる!桜井の瞳が確信に輝く。
今月の新シリーズ。桜井千里は初日からディジー・クライとのシングルが組まれた。先のシリーズで完敗した相手に雪辱を果たしスランプ脱出なるか、それとも更なる深みに嵌っていくのか。レスラー人生を左右する大一番である。
花道を通る桜井の動きがぎこちない。首をかしげながら観客席の様子を伺う。
リングに上がってからも、やはりきょろきょろと会場中を見回している。
「がんばれよ!桜井!」
「いいかげん勝てよな!」
観客の声がはっきりと聞こえる。いや、声ばかりでなく顔つきも認識できる。
「集中できてない…?」
今まで観客の様子など、一切頭に入ってこなかった。それが今日に限ってはクリアに感じ取れる。
「でも…。」
胸に手を置く。鼓動はいつも通り。浮ついているわけではなさそうだ。だったら何故…?
そわそわと新人レスラーのように落ち着かない桜井の前に、対戦相手のクライが近づく。
「もうビビッてるのか?安心しな、この前と同じようにぐっすりとリングに眠らせてやるからな。」
口の端を上げて、すっかりと見下している。が、クライの挑発も観客の声と同じボリュームで通り過ぎてゆく。そんなことよりも、
「クライって、こんなに小さかった…?」
対戦相手が随分と小さく見える。いや、そうではない。
「リングって、こんなに広かったんだ…。」
今さら何を。違和感が拭えないまま、レフェリーに促され、コーナーに下がる。
穏やかな空気の中、撮影は進む。
撮影スタッフの様子を把握できるほどに、今の桜井には余裕がある。ここで、カメラマンの2つ目の言葉を思い出す。
「もし余裕ができたら、ポーズを取っている自分の姿を客観的に思い浮かべて欲しい。そうすることで、作品の完成度は一気に上がるから。」
意識を全身に走らせる。確かに。今、自分がどのような姿勢でいるのか、はっきりと理解できる。さらに日差しや銀板による光の強さと角度。木々の葉による影の形。シャッター音と同時に作られる、写真の完成図までが頭に浮かぶ。
「こんな格好、初めて…。でも…。」
普段やったこともないような大胆なポーズ。よくよく考えると恥ずかしいのだが、嫌悪感はない。なぜなら、好奇の視線を誰からも感じることがないのだから、いやらしいことはされていないということだ。
「どんどん良くなってきてるよ。はい、そのまま視線を左に切って。」
カメラマンの声に熱がこもる。おそらく順調に撮影できているのだろう。
自分自身、いまだに魅力の有無も必要性もよくは分からない。ただ、彼が満足できる被写体であることだけは確かなのだろう。少しほっとする。
ならば。
写される自分自身を把握することで、カメラマンの求めるものが分かるかもしれない。
意識をさらに全身に集中させる。
今日は桜井千里の誕生日。
今回は小説をお休みして、桜井千里の萌え話です。
…ごめんなさい。単に小説が進んでないだけです。
自分の中で桜井千里(雇っているのはシリウス桜井だけど)株が急上昇したのは、ある日突然、個別練習を行ったときに見せたデレ顔です。
「この女…堕ちた…!」
と、キラのような笑みを浮かべてしまいましたよ。こういうメンタル面の弱いキャラは、ベタだけど好きです。
さて、ここからは桜井についての私的考察です。
「逃げるつもりはありません。」
休憩時間にまで追いかけてくるということは監視目的なのだろう。カメラマンから手渡されたスポーツドリンクに口をつけ、桜井は視線も合わせずぼそりとつぶやく。
「そんなことは思ってないよ。ただ、モデルさんの人となりを少しでも把握したいから、オフの時間も目を離したくないだけさ。」
よほど警戒されているなと思い、頭をかきながらカメラマンが答える。
「写真集…?」
ぽかんと社長の言葉を繰り返す桜井。珍しい表情だ。
「ああ。ウチのメンバーも世話になっているカメラマンからのオファーがあってな。」
社長が一冊の写真集を手渡す。先輩レスラーを撮影したその本は、確かに水着など露出度の高い格好ではあるが、いかがわしさはなく、同性の目から見ても美しく撮影されている。
「それと私に何の関係が…?」
桜井には自分と写真集がどうつながるのか理解できないでいた。
「だから、お前をモデルに写真集を作るんだ。次の週末には出発だから用意しておくんだぞ。」
社長の説明にようやく理解した桜井の顔色が変わる。
「バカバカしい…。私は強くなりたいんです!こんなことやってる場合じゃ…!」
前日の敗北の記憶が甦ったのか、今にも飛び掛りそうな勢いで叫ぶ。
「ダメだ。すでにOKの返事はしてある。今さら変更はできん。」
社長はさらりと言ってのける。
「ちゃんとお仕事してくるんだぞ。プロなんだからな。」
ダメ押しの言葉に、桜井は了承せざるを得なかった。
「顔をもう少し右に向けてください。」
「視線はそのままで、体を左に回しましょう…。はい、そこでストップ!」
白いビキニに身を包んだ少女が、指示に合わせて体を動かす。ポーズが固まるたびに響くシャッター音。
声の主はグラビア撮影を得意とするプロのカメラマン。彼はモデルの少女だけでなく、スタッフ全員に細かい指示を送りながらシャッターを押す。
南の島での写真集撮影。引き締まりながらも女性的な膨らみを主張する身体、一本に束ねた緑の長い髪。そこらのアイドルなど足元にも及ばない容姿の持ち主は、グラビア撮影とは思えない険しい表情でレンズを睨む。
「こんなことしてる場合じゃないのに…。くだらない…!」
プロレスラー、桜井千里は早く撮影が終わることだけを願っていた。
今まで、レッスル小説っぽいものを時々掲載していましたが、ただ思いつくままに書いているだけではダメだよなあとも思っていました。
そんな訳で、せめて形から入ろうと、本屋で以下の本を買ってきました。
・書きあぐねている人のための小説入門 (保坂和志 著 中公文庫)
・原稿用紙10枚を書く力 (齋藤孝 著 大和書房)
・文章は接続詞で決まる (石黒圭 著 光文社新書)
小説の書き方の本って、新書や文庫コーナーを眺めているだけでも色々ありますね。その中でも、平易そうな内容の本を選んできました。他にも「官能小説「絶頂」表現用語用例辞典」なんてのもあって心惹かれましたが、官能小説を書くつもりもないし、バイトの女の子に「エロ小説家でも目指してるのか、このオッサン」と思われそうでしたのでやめました。
読むのはこれからですが、おそらく本の内容が自分の創作活動にフィードバックされることは無いんじゃないかと思います。何か一つでも心に引っかかればいいな位の気持ちで読んでみるつもりです。
A葉某さんからコメントをいただきました(ありがとうございます)。「はやて×ブレード」は単行本を買ってますが、ドラマCDはノーチェックでした。なるほど、綾那が雪野五月ボイスだったのか。一押しの槙さんは上原ボイスの進藤尚美…。しっかりしてそうでヘタレだもんなあ、二人とも。
さて、バーコードを読んでみましょうか。1~8巻までは電撃版です。さすがに新装版は買う気になれませんので。
「週刊レッスル天」様主催のレッスル駅伝が無事に終了しました。螢野光様、お疲れ様でした。
我が「関東列伝選抜」は22チーム中20位と、予想かつ希望通りの地味な順位で終了しました。言及も中継もされない、理想的な展開です。おそらくゴールした瞬間も、優勝チームのインタビューの隅っこに写ったかどうかといった感じでしょう。最下位はかえって目立つので本意ではないですし。
結局、何がやりたかったかと言いますと、「受けは狙うが、真面目なコンセプトチーム」の作成でした。
三河安城プロレスの話。
ボス「我が軍団に2人加入することになった。」
??「自分は真田咲月ッス!プロレスは初体験ですが、やる気と根性だけは負けないッス!よろしくお願いします!」
吉原「よろしくね、真田さん。でも、そんなにしゃちほこ張らなくてもいいのよ。」
真田「いいえ!コレが自分の普通ッス!」
真帆「面白い奴だな。よし、真帆が遊んでやるぞ!」
真田「ハイッ!よろしくお願いしますッ!」
小鳩(ずいぶん暑苦しい娘ねえ。こういう裏表のないタイプは正直苦手なんだけど…。)
??「はーい。今日からお世話になるミッキー祐希子です。グッモーニング!ミスタートクミツ!」
桜崎「それはウィッキーさんですわ、祐希子お嬢様。」
団体「パラレルボックス」設立7年目7月、ついにチャンピオンの栄光を勝ち取った上原今日子。
一方、3年半ぶりにベルトを失ったケルベロス小鳥遊は、「しばらくは遊ばせてもらうさ」とベルト戦線から距離を置くことを宣言。
また、次期挑戦者候補と言われている佐久間理沙子は沈黙を守り続けている。11回の防衛に成功した前チャンプの小鳥遊。うち5回が理沙子相手である。ここで、王者が変わったことによってベルトに挑戦し、奪還したところで本当に勝ち取ったと言えるのであろうか。理沙子の応えは未だ見つからない…。
ミスター○ーナツでドーナツを買ったら、「先着順で」と言われてバレンタインチョコをもらいました。
…バイトの兄ちゃんから。
せめて後ろにいた女の子と変わってよ。お互い嫌だろ?こんなやり取り…。
7年目を迎え、団体「パラレルボックス(以下P-BOX)」は硬直化していると言っても過言ではないだろう。
2代目P-BOX無差別級チャンピオンとなったケルベロス小鳥遊は、3年半もの長期政権を築き上げ、11度の防衛に成功していた。
12度目の防衛戦の相手は上原今日子。2年前にフルタイムドローの意地を見せるも、再挑戦に失敗。その後、泣かず飛ばずの時期が続く。今回の挑戦も、前月に佐久間理沙子を破ってのものであるが、朝比奈には敗れており、単なる挑戦権の持ち回りと捕らえられていた。
だが、この日の上原の動きは違った。ゴングと同時にドロップキックを連発。小鳥遊に何もさせないまま、フランケンシュタイナーまで決める。上原の先制攻撃にようやく火がついたのか、小鳥遊が反撃。ヘッドバッド2発で流れをタイに持ち込む。その後、小鳥遊がパワーで押し切ろうとするが、上原もスピードと手数で応酬し、お互い譲らず試合は終盤を迎える。
勝負を決めるべく、小鳥遊がD・バーベキュー(ブレーンバスター)を立て続けに狙うが、上原はことごとく切り返し、ロープ際での619を見舞う。さらにフロントスープレックスを狙うが今度は小鳥遊が切り返し、必殺のガルムズディナーが炸裂。ダウンする上原だが、小鳥遊も激戦のダメージからカバーに行けない。
先に立ち上がったのは、なんと上原。震える膝を叩き、気合の雄たけびを上げると、ようやく起き上がった小鳥遊に向かってダッシュ一閃、フランケンシュタイナーを完璧に決める。小鳥遊が必死に返そうとするが、上原の執念が押さえ込みカウント3。小鳥遊の絶対王国に終止符が打たれた。
× ケルベロス小鳥遊 - 上原今日子 ○
(56分27秒 フランケンシュタイナー)
何ぃ!?(キャプつばの新田風で)「美脚エージェント・麗華」が発売延期だと~!?
…ま、出るのかどうかすら怪しくなってきた「ライディ3」よりはマシですが。
さて、夏のコミケの申込を済ませてきました。4月に異動があるので、8月は何が起きるかさっぱり読めないですが、何とかなるでしょう。
エントリーしたものの、チーム名にサイト名をつけなかったため、あえて触れなかった「レッスル駅伝」ですが、監督名が公表されたので取り上げます。
レッスルファンが読んでそうなマンガから。
「放課後プレイ」 … 上 真鍋つかさ(新人) 下 アテナ石川(プロ)
「レッする!アイドル1」 … 上 イングリット近藤(プロ)
「レッする!アイドル2」 … 上 オーロラ藤島(プロ)
「レッする!アイドル3」 … 上 神田咲恵(新人)
「レッする!アイドル1~3」 … 下 北条有紀(新人)
他にも色々読んでますが、真田や祐希子といった会いたいキャラに会えません。あと来島さんは来島ヨリばかり出てきます。
コメントのレスは続きからです。
バーコードシャッフルが行われました。ビューティ市ヶ谷(プロ)が来島ヨリ(新人)に変わってしまって涙目です。
気を取り直して、レッスル関係グッズでバーコード調査をしてみました。
6年目を迎えた団体「パラレルボックス」、8月恒例のリーグ戦にて異変が起きた。
次期エース候補の1人、朝比奈優香が六角、理沙子、上原を倒していく。小鳥遊には敗れたものの堂々の2位となり、次期挑戦者へと名乗りを上げる。
だが、同じパワー戦法を得意とするだけに、体格に勝る小鳥遊は朝比奈にとって相性の悪い相手である。事実、直接対決では小鳥遊が全勝しており、戦前の予想も小鳥遊有利の声が大きかった。
11月に行われたタイトルマッチ。試合開始から小鳥遊がパワーで圧倒する。さらに場外で得意のケルベロスバンカー(SSD)を打ち込み、一気にペースを掴む。
このまま圧勝かと思われたが、初のタイトル挑戦に朝比奈も粘る。スクラップバスターで反撃すると、小鳥遊の巨体を担ぎ上げ、ブレーンバスター、バックドロップと次々に投げ技を決める。
意地と肉体のぶつかり合いとなったこの試合。残り2分を切ったところで朝比奈に決定的なチャンスが訪れる。一瞬のスキをつき、エクスプロイダーで小鳥遊を叩きつける。動けない小鳥遊。が、朝比奈もダメージが大きくカバーに行けない。
同時に立ち上がった直後、小鳥遊のケルベロスファング(裏拳)が直撃。最後に経験の差を見せ、小鳥遊が9回目の防衛を果たした。
「強くなったなあ、朝比奈。もう立派なライバルだ。」
「ったりめーだろ、大将。いいや小鳥遊!次はその首もらうぜ!」
姉妹のような2人が、対等に肩を並べた瞬間である。
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